ORIGINAL LOVE WORKS
今回はやはり避けて通れない(あっ別に避けようとは思っていませんが)
オリジナル・ラヴについて。
田島さんがピチカートに加入していたのは1988年から90年までの2年間。
ピチカート加入前の1985年からレッドカーテンという名前のバンドを結成し
その後1987年にはバンド名を「オリジナル・ラヴ」に。
オムニバスの参加やライブを行っていましたが、ピチカート・ファイヴの
メンバー交代にともないボーカルを捜していた小西さんの目にとまったのが
田島さんでした。自身のバンドと平行して活動する事を条件に
ピチカートに加入。そして、『ベリッシマ』『女王陛下のピチカートファイヴ』
『月面軟着陸』の3枚のアルバムを残しています。
そして、1990年の脱退からオリジナル・ラヴは本格的に活動を始めます。
1991年に東芝EMIから「DEEP FRENCH KISS」でメジャーデビュー。
それから今日まで変化しつつ、質の高い作品を作り続けています。
私自身はオリジナル・ラヴはずっと聞いてきましたが、
正直いってものすごく波があります。
今回改めてオリジナルアルバムを聞き直してみて新鮮な
気持ちで聞けたものもあれば、今一つ印象が弱いと思っていた作品は
あまり印象は変わりませんでしたねー。
しかし、これはあくまでもオリジナル・ラヴの作品を横並びに
考えての事ですので、どのアルバムもクオリティは格段に良いです。
ですので個人的な好みということです。
自分の中では『LOVE! LOVE! & LOVE!』『結晶』『EYES』の3枚が第1期、
『風の歌を聴け』『RAINBOW RACE』の2作が第2期、
『Desire』が第3期、『ELEVEN GRAFFITI』『L』『ビッグクランチ』が第4期、
『ムーンストーン』『踊る太陽』『街男 街女』 が第5期、
『キングスロード』『東京 飛行』が第6期という感じです。
一番遠ざかっていたのが第3期『Desire』から第4期の『L』頃でしょうか。
アルバムは聴いていましたが当時は今一つのめり込めませんでした。
その後、『ELEVEN GRAFFITI』『L』はいいなと思うようになりましたが
今だに『Desire』は苦手かも。
ここ最近の作品(自分にとっての5期、6期)は安定している作品が
続いていて好きな曲も多いです。
ただオリジナル・ラヴの最近の作品に思う事があって
なんかうまく自分の中で整理出来ないでいたのですが
ノーナリ・リーヴスの『フリー・ソウル』というCDの中での
サバービア=橋本さんとボーカルの西寺さんの対談にヒントになる
ようなくだりがあったので引用してみます。
『今の山下達郎さんになくてシュガー・ベイブにあったもの』
それは「青くささ」ということなんですけど。
誤解があるといけませんが、別に「ベリッシマ」の時の田島さんが
最高というつもりではありません。
しかしそれはどんなアーティストにもついて回ることなんだと思います。
若さだけではカバーできない「技術」や「技」はそれなりに時を経ないと
得られないものだと思います。しかし時にはそれが重く感じてしまう事も
あるということを言いたいのですが....うーん...むずかしいですね...
今、自分にとってこの「技」と「軽さ」をいいバランスで聞かせてくれるのは
クレイジー・ケン・バンドだと思っています。剣さんがいま47才(かな?)。
すごいです。
しかし、小西さんが48才(かな?)。田島さんが41才(かな?)
そして達郎さんが54才(かな?)なんだかんだいってみんなすごいですね...
話がとっちらかってしまいました。
今回いろいろオリジナル・ラヴのサイト、ブログを探してみましたが
いろいろコアなファンの方がいらっしゃいますね。
ですので詳しい事はそちらの方を読んでいただくといいと思います。
■V.A『ATTACK OF MUSHROOM PEOPLE』1987/4
オリジナル・ラヴの前身バンドTHE RED CURTAIN名義で参加。
「Talkin' Planet Sandwich」が収録されています。
■V.A『X'MAS ALBUM』1987/12
ミント・サウンドのクリスマスアルバム。
オリジナル・ラヴの「X'mas NO HI」が収録されています。
小西さんはヤング・オデオン名義で、高浪さんは
ウィンク・サービス名義でそれぞれ参加しています。
■V.A『les enfants II』1989/2
井出靖さんのプロデュースによるインストアルバム。
The Stylisticsの曲「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」を
カバーしています。

■『ORIGINAL LOVE』1988/8
ピチカートに加入する直前にオリジナル・ラヴを一区切りするため
作ったアルバム。JALA JALAというインディーレーベルから。

■『DEEP FRENCH KISS』1991/6
■『DEEP FRENCH KISS』1991/6
■『LOVE! LOVE! & LOVE!』1991/7
メジャーでのファーストシングル、マキシ、アルバム。
当時は演奏面でずいぶん軽い印象を持ちましたが
聞き直してみると結構聞きやすくていいですね。

■『月の裏で会いましょう』1991/11
■『ヴィーナス』1992/4
■『結 晶』1992/5
■『SESSIONS』1992/8
この時期は当時流行っていたアシッド・ジャズ系のレコードと
どこかリンクしているようなイメージですね。

■『サンシャイン ロマンス』1993/5
■『EYES』1993/6
ジャケットは信藤さんですがなぜ故にこうもイケテないジャケに
なってしまったのでしょう?

■『接 吻』1993/11
■『SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』1993/12
この『接 吻』でオリジナル・ラヴはピチカートより一足早く
ブレイクしましたね。やはり多くの人はこの時期の
オリジナル・ラヴのイメージが強いのでしょうね。

■『朝日のあたる道』1994/04
■『風の歌を聴け』1994/6
個人的にはこの『風の歌を聴け』が一番のフェイバリットでしょうか。
このアルバムからオリジナルメンバーの木原龍太郎と新メンバーの
小松秀行(ベース)の3人になります。

■『夜をぶっとばせ(BRAND NEW MIX)』1995/4
■『夢を見る人』1995/4
■『RAINBOW RACE』1995/5
この『RAINBOW RACE』の6曲目からどうも気持ちが離れたのを
憶えています...。

■『プライマル』1996/2
■『Words of Love』1996/6
■『DESIRE』1996/7
はじめに書きましたが、どうもこの『DESIRE』は長年
苦手なままです...どうも民族音楽的な要素を持ち込まれると
だめなのです...
このアルバムからメンバーはいなくなり、オリジナル・ラヴは
田島さん一人になります。

■『GOOD MORNING GOOD MORNING』1997/5
■『ELEVEN GRAFFITI』1997/7
前作から一転してどこか吹っ切れた印象を与える
感じがありますが、過渡期という感じかな。

■『ディア・ベイビー』1998/2
■『宝 島』1998/5
■『Crazy Love』1998/9
■『L』1998/9
前作をより押し進めた感じで何か混沌とした世界に
入っていきますね。

■『STARS』1999/2
■『変 身』1999/3
■『BOX SET 変身セット』1999/3
デビュー10周年ということでここで一区切り。
田島さん選曲によるベストです。
同時に限定で『変 身』に10年を振り返るビデオ『TEN YEARS AFTER』と
一発録り出とられたスタジオライブ、AKASAKA BLITZでのライブを
収めた『EX-L』がセットになった『変身セット』がリリースされています。


■『Honey Flesh』1999/3
■『XL』1999/4
先の『変身セット』の『EX-L』にBuffalo Daughter、小西さんの
リミックスをプラスしたのが『XL』です。
このリミックスからまた田島さんと小西さんが仕事をする
事が増えていきオールドファンにとっては本当にうれしかったですね。
小西さんがリミックスした「羽毛とピストル
readymade bellissima '99 mix」というのも泣かせます。
『Honey Flesh』はクラナカ、 L?K?O、CAPTAIN FUNK他の
リミックスを収めたアナログ盤。

■『冒険王』1999/7
■『FIRE EATER』1999/7
小西さんのリミックス「水の音楽
Hum a Tune the readymade JBL mix」を収めた
シングル。『FIRE EATER』はアナログ盤。

■『R&R』2000/7
■『ビッグクランチ』2000/8
『ELEVEN GRAFFITI』『L』と何か3部作の完結編のような
イメージがこのアルバムにはあります。
いくとこまでいったというか。小西さんが1曲作詞で参加しています。
シングル『R&R』では野宮さんがコーラスで参加。

■『夜行性/アダルト・オンリー』2002/1
■『ムーンストーン 〜ぼくらの欲望に』2002/3
昔からのファンはこのアルバムで少しほっとしたのでは
ないでしょうか。しっとりとした印象のアルバムで
いい曲がそろっています。

■『恋の彗星』2002/11
■『Tender Love』2003/3
この2枚のシングルは大好きですねー。
『Tender Love』ビデオクリップはヒックスヴィルの木暮さんと
踊り狂っている楽しいもので大好きなビデオです。
是非またオリジナル・ラヴにはシングルヒットを出して
ほしいと思うのですが。

■『美貌の罠』2003/6
■『踊る太陽』2003/6
このアルバムもいい曲が揃っていますね。
特に前半の流れが最高です。

■『沈黙の薔薇』2004/7
■『街男 街女』2004/10
シングル『沈黙の薔薇』のカップリングで
山下達郎さんの「あまく危険な香り」をカバーしていますが
この頃出ると言われていた達郎さんのトリビュートアルバムは
結局どうなったのでしょう?
このアルバムも『ムーンストーン 〜ぼくらの欲望に』『踊る太陽』
と3部作という感じがします。これからオリジナル・ラブを
聞く人はこの3作から聞き始めるのもいいのではないかと。

■『恋の片道切符』2005/11
■『キングスロード』2006/1
全曲カバーのアルバム。フォートップス、ニール・セダカ、
ドアーズ、スモーキー・ロビンソン、ストーンズ、ペトゥラ・クラーク、
レオン・ラッセル、ロネッツ、フォーククルセダース、ピンク・フロイド、
の曲を田島さんが翻訳し日本語の詞で歌うというもの。
(ロネッツだけは許可が下りなかったので英語で歌っています)
ライブのMCで言っていましたが最近はカバーするのもうるさいらしく
ビートルズのカバーも収録しようとしていたようですが許可が
下りなかったとの事。ライブでは「サムシング」を歌ってくれました。

■『明日への神話』2006/10
■『東京 飛行』2006/12
そして現在のところ最新のオリジナル・ラヴ。
このアルバムで耳をひくのは少し歌い方が変わったような
気がするのですが。聞きやすくなったというか。
繰り返しになりますがここら辺でヒットが欲しいと思います。

(このディスコグラフィは田島さんが関わっていない編集盤は
ピックアップしていません。)
つづく。
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